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フリーランスのテストエンジニアは高収入で自由なのか

現在、テストエンジニアとして会社勤めを行いながらも、次のキャリアを考えている人は少なくないでしょう。
テストエンジニアの経験を活かしながら、自由度が高く収入アップも狙う場合、フリーランスとして独立をすることは近道の一つとして、選択される方は少なくないでしょう。フリーランスとは、すなわち起業することを意味します。実際、個人事業主としてテストエンジニアをしている人には、どんな業務案件があるのでしょうか。また、年収はどれくらいの水準なのでしょうか。
フリーランスのテストエンジニアに求められるスキルや資格も含めて、解説します。

フリーランスのテストエンジニアの仕事内容

フリーランスのテストエンジニアとして仕事をする場合の内容を紹介します。

フリーランスのテストエンジニアの仕事内容

現在テストエンジニアとして働いている人はもうご存知でしょうが、再度テストエンジニアとしての仕事内容を確認しましょう。
テストエンジニアの仕事は、システムやソフトウェア開発においてテストを実施し、不具合や問題点を検証・発見することです。開発途中では見つけることができなかった欠陥や不具合を浮かび上がらせ、自らの手で品質を守るという使命と責任感に溢れた仕事といえるでしょう。

フリーランスのテストエンジニアとして関われる分野は、広域にわたります。各種Webサービスやアプリ、ゲーム、生活家電の組み込みソフトウェアなど、ご自身の興味のある領域に関わることが可能です。
プロジェクト自体も、小規模の案件から大規模の案件まで多種多様。会社勤めをしている時は、所属している企業の案件を担当しますが、フリーランスとしての仕事は規模や領域を選ぶことができるという利点があります。

日本ではまだ歴史が浅くて、具体的な仕事内容まで知られていないこともあり、今後もさらに浸透していく需要のある働き方だといえます。それにともない、フリーランスとしての活躍の幅も広がっていくことでしょう。
会社員との大きな違い、かつデメリットは仕事を自分で受注して、事業を運営する点です。テストエンジニアだけではなく、事業家としての仕事もしなければなりません。

フリーランステストエンジニアの現在の年収相場と今後の需要

フリーランスのテストエンジニアの年収相場と需要について紹介します。

年収の相場はいくら?

フリーランスの仕事は、会社や案件ごとの契約となります。したがってひとつの案件でも、その都度、収入が大きく変わるのが特徴です。

目安としては、1案件で50~80万円/人月程度。50万円の案件を12か月間、業務を行うことが出来れば600万円となります。ただし、これは年収ではありません。 個人事業主としての売上となります。会社員の場合は、給与から得られる所得ですが、フリーランスの場合は売上から費用を差し引いた分を、所得に割り当てます。

もし会社員の時に年収が500万円で、同水準の所得がフリーランスでも必要な場合、いくらの単価で何件、受注するのかを考えておかなければなりません。
また、設計・開発など他の業務にも携われば、おのずと単価は上がります。受注できる仕事の幅も広がるでしょう。

自由に仕事を選べるということは、あえて高単価の案件を受注するように動くことも可能です。収入は会社が昇給させてくれるのではなく、自分でいかに上げていくかという発想が求められます。

今後の需要はあるのか?

テストエンジニアに、今後の需要はあるのか見ていきましょう。
結論からいえば、将来性の高い仕事です。日本ではまだあまり普及していませんが、需要は高まっていくと考えられています。その根拠を説明していきましょう。

テスト工程がシステム開発工程の約1/3を占める一方で、企業の外注比率は数%程度。しかし、外注比率は年々、上昇傾向にあります。テスト会社を通じて、テスト工程の需要が高まってきています。
近年、グローバル規模で会社や製品のブランディングや信用性が重視されています。そこでフリーランスのテストエンジニアによる第三者の目が必要不可欠です。客観的な検証によって、品質を保つことができるのです。

今後、業界の動向としてテスト自動化が予想されていますが、テスト自動化には向き、不向きがあり、人がテストを行う必要がなくなることはありません。
また、テスト自動化システムに対しても導入前にはテストを行う必要があります。
このような背景から、フリーランスのテストエンジニアは、今後も需要がなくなることはなく、需要が高まる仕事だと考えられます。

フリーランスのテストエンジニアになるために必要なスキルは

フリーランスのテストエンジニアになるために、必要なスキルを紹介します。

必要なスキル

フリーランスとして大切なのは、ただ仕事を全うするだけではなく、継続的に案件を受注する能力です。そのためには、今までの実績や信用が問われます。
仕事を依頼されるフリーランスになるためには、以下のような能力を磨いておく必要があります。

・情報収集力
・営業力
・コミュニケーション能力
・忍耐力

フリーランスのIT人材が増える中で、周りのテストエンジニアに引けを取らないスキルが求められます。事業として成立するまでには時間がかかるため、それを耐え抜く忍耐強さも持ち合わせていなければなりません。

さらに、テストエンジニアにおいても必須となるスキルがあります。

・客観的な分析能力
・テスト結果に対する理解力
・フィードバックの文章作成力・プレゼン能力
・業務を遂行するための集中力
・ソフトウェアやプログラミングスキル

スキルの組み合わせを行っていくことで、フリーランスとして活躍の場が広がります。

取っておいた方がいい資格

テストエンジニアとして仕事をするために、必要な資格はありません。しかし資格を保有していれば、有利に活かせます。
フリーランスのテストエンジニアにおすすめできるのが、JSTQB認定テスト技術者資格です。

ソフトウェアテストに特化したテストで、日本のソフトウェア技術者のテスト技術を向上させるために設けられました。JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)が主催しており、唯一の国際認定資格。品位が高いことで、信用力があります。

テスト現場での実務能力に特化したIT検証技術者認定試験(IVEC)や、品質向上を目指すためのソフトウェア品質技術者資格などがあります。
保有しているだけでは意味がなく、現場で活用することが大切です。

また、ソフトウェア、テストに関する国際的な資格認定団体によって、2002年に英国で創設されたISTQB認定も取得しておくと、受け持つことができる案件の幅が大きく広がることでしょう。

参照:JSTQB認定テスト技術者資格

フリーランスのテストエンジニアが気になるコト

最後に、フリーランスのテストエンジニアの税金対策や福利厚生について紹介します。

税金や確定申告などはどうすればいい?

フリーランス(個人事業主)が払わなければならない税金は、以下の種類です。

・所得税
・住民税
・個人事業税
・消費税
・国民保険税
・国民年金保険料
・固定資産税

会社員をしているときには支払わなかった税金、個人事業税や消費税などをフリーランスでは支払わなければなりません。また、会社員のように年末調整ではなく、自身で確定申告の手続きをする必要があります。

確定申告書を提出して、源泉徴収された税金や、予定納税で納めた税金の過不足を精算します。確定申告書には38万円の控除が適用される白色申告と、65万円か10万円の控除が適用される青色申告(複式簿記)があります。

節税をする場合や家族に給与を支払っていて経費として計上したい場合には、青色申告が有利ですが、事前の申請が必要です。手間が面倒だと感じる人は白色申告が適しています。

参照:国税庁・所得税(確定申告書等作成コーナー)

まとめ

ソフトウェアの第三者検証をするテストエンジニアが、フリーランス(個人事業主)として独立をしたい場合に、フリーランスとしての仕事内容や将来性、求められるスキル、資格について解説しました。
現在、会社勤めとしてテストエンジニアをしていて、次のキャリアを考えたい人にとって、転職や昇進といったキャリアパスだけではなく、フリーランスとして独立することも選択肢のひとつです。
フリーランスとして独立するメリットや、挑戦をする魅力は大いにあります。
これからも活躍するために、資格を取得したり、スキルを磨いたりしながら、新しい道をひらいてみてはいかがでしょうか。

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